自然のリズムに寄り添う。— 余すことなく使い切る、少量生産の現場から
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効率だけを考えれば、一度にたくさん作るほうが合理的です。それでも私たちが少量生産にこだわるのは、自然が育てられる量には限りがあり、そのリズムを超えたものづくりは、どこかに必ず無理を生むと知っているからです。作りすぎない。捨てない。使い切る。その現場を訪ねました。
大量には、つくらない
PREMIUM GREEN LABELの製造は、驚くほど小さな鍋と釜で行われています。一度に仕込む量を絞ることで、火の入り方を細かく調整でき、素材のいちばん良い状態を逃さずに閉じ込められるからです。
そしてもう一つの理由が、作りすぎないこと。需要を超えて作られた食品は、いずれ廃棄という形で自然に負債を返すことになります。売り切れることがあっても、捨てることはしない。私たちはその順番を守りたいのです。
規格外も、余さず活かす
自然のままに育てば、形の不揃いな果実や規格外の野菜が生まれるのは当たり前のことです。私たちはそれらを「はね出し」として捨てるのではなく、ジャムやソース、コンフィチュールの原料として積極的に使っています。
形は不揃いでも、味わいは正規品と何も変わりません。むしろ完熟で収穫されたものが多いぶん、加工品には理想的なことさえあります。畑で生まれたものを最後まで使い切ることは、作り手の一年への、いちばん誠実な返礼だと考えています。
次の季節へつなぐ、循環の食卓
製造の過程で出る果実の皮や種、茶葉の残渣は、可能な限り堆肥化して契約農家の畑に還しています。畑から生まれたものが食卓を巡り、また畑へ還っていく。小さいけれど確かな循環が、私たちのものづくりの理想形です。
この循環の輪の最後のひと巡りを担ってくださるのは、ほかでもない、食卓で味わってくださる皆さまです。旬のものを、必要な分だけ、美味しく食べ切る。その豊かな習慣とともに、次の季節のものづくりへ向かいたいと思います。